安田シーリング

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意外な事実がわかった1年間/道具の開発 販売
2022年04月14日

コロナが始まってから考えたのは、

これから変わるであろうと思う未来に対して、

何ができるか?

これが重要な課題でした。

戦争 災害 AIの進歩による変革 シンギュラリティ グローバル化

今までと違う未来がくることを想定して施工以外で商いを出来たらいいな。

以前所属していたα産業も商材をもっていた。

そこで見つけたものはマキタの電動ガン。

倉庫に眠っていた。

シーリング業界の技術は70年以上変化していない!

仕上、マスキングを変えることは難しいが、

ガン打ち、プライマー塗りは効率化できる可能性がある!

電動ガンを改造して使うことの問題は、

改造にコスト、時間がかかりすぎる。

熱処理された鋼材の加工は、素人ではできない。

簡単に、現場で改造できないものか?

事務所で

1 寸法を測り図面にする。

2 次は製造できる工場を探さなければ。埼玉県川口市には昔から鋳物の街。

ネットで片っ端から電話して見つけた工場に話をしに行く。

航空部品や石川島播磨重工の部品を作ってるという!完璧!

とりあえず試作をお願いして、事務所に戻り 紙を取り出しマインドマップを作製。

今度は事業計画を

製品ができてから、販売にするために重要な事柄を検証しなければ。

例えば クレーム 製品の耐久性 販路の開拓 宣伝広告 PL法 市場の動向 新規性 特許出願

そうする中、試作ができてきた。はやる気持ちを抑えガンを組む。

いい感じだよこれ!(まずは1年間使ってみよう)

しかし、しばらくすると問題が、、、ラック(ギザギザ)の摩耗が早い。

工場に相談、鋼材の種類の変更 熱処理をしましょう!

と工場の会長さんが提案してくれた。

寸法も微調整して、再度お願い。

 

しばらくして上がってきた製品、大丈夫かな?不安がよぎる、、、

その心配は無用でした。

 

現場で、使いながらその様子を動画で撮影

宣伝広告は、YouTubeを使って配信していこう!ホームページも作成。インスタグラムも使う。

もちろん足もつかう!昭和スタイルの営業

大阪の商社様 北海道の商社、施工店様 四国の職人様 関東、関西の施工店様と飛び回り説明。

 

あと

SNS宣伝広告で大切なのは、どうやってポチらせるか?付加価値が絶対に必要、、、

ガンの改造動画と共に、持っている自分の技術も公開する。

仕上の動画、副資材の加工法、ガン打ち動画、施工手順等

 

YouTubeの目標は、1年で登録者1000人 4000時間再生。

やるぞ~

 

そして、

 

今年の2月で1年経ちました。

結果は、登録者1100人 再生時間は5000時間達成でき、収益化できるようになりました。

1年間で総数1100本販売

 

今月になり、業界のリーディングカンパニー様からも購入依頼が来た。

来週は 商社の社長様との面会も決まった。

ようやくスタートラインに立てた気がする。

その中で、助言 協力 ご教授頂いた沢山の方々に、本当に感謝しています。

お金より大切なことは、

何を職人の為に、できるか?

何が業界の為に、なるのか?

何を自分は社会の為にやらなければ、いけないのか?

 

電動ガンの付帯価値として、新しい可能性も見えてきた。

ノズルが鍵

小さな吐出口で、大きく打ち出せれば、今あるシーリング材の気泡問題を

軽減できるだろう。

そうなると、やはりマサルの職人さん達!!!

彼らは、やはり半端ないです。

シーリング工事を愛してる。

情報を提供して、試してもらいたい。

1年後が楽しみ!

ガンの電動化の流れは始まりました。

職人の英知、経験、が新しい文化を生み出すことを信じてます。

これは、現場からしか生まれない。

そのお手伝いが、できたら本望です。